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咄嗟の判断

吸い寄せられるようにまた人ごみに向かう。
今の自分に必要だという感じがする。
そして毎回何かしらの経験体験がある。
それを見つめることが何かのきっかけになればと思う。
 
Shimo-tori_R.jpg
wikipediaより画像引用

午後6時になる少し前。人ごみの中にいる。今日はしかし誰かとコミュニケーションを取る気がない。目的もない。
そして気力もないのでただゆっくり歩くことにする。クリスマスの空気はまだ強くイルミネーションがともっている。
ボーっとしてゆっくり歩いているといろいろなものがよりはっきり見えてくる。それは楽しいことだ。
だけど外から眺めるのと中に入っていくのでは楽しさは違うだろうなと思う。
ゆっくり歩くのも1時間ほどで飽きてきた。けれど今日は気力も目的もないのでこれ以上どうこうしようもない。
だから今日はもう帰ろうと思い帰り道の交差点へ向かった。

交差点で待っていると、自分の目の前を、一人の男の人が通り過ぎていった。
自分はその人をどこかで見たような気がした。「あれ、。。Kさん?」
自分の知人にKさんという人がいる。自分の目の前を通り過ぎた人はその人に似ていた。
もしかして今の人はKさんだろうか、自分に気づかなくて通り過ぎたのだろうか。
周りを見渡すとその人は人ごみの奥に早足で消えていった。
交差点が青になった。どうしよう。帰ろうか、追いかけようか。
自分は追いかけることにした。

その人はものすごく早足でなかなか追いつかない。
追いかける自分も一生懸命についていかないと離されてしまう。
どこに行くのだろうか。歩きながら、もしかするとあの人は別人なのではという気がしてきた。
だってあんなに近くを通り過ぎて自分に気づかないことがあるだろうか。
それはおそらくない。だとしたらKさんは自分を知らないはずはないから彼はもしかすると別人なのかもしれない。
だとしても確かめたい。できれば正面から確かめられればいいけど、なかなか回り込むのは難しい。
人ごみを避けながら何とか追いつこうとするがなかなか追いつけない。
だんだん道幅が狭くなってきた。どこへ行くのだろう。
と、その時だった。
「あっ、、。。!」
ずっとその人を見失うまいとよそ見をして歩いていたのだろう。
自分は向かい側からやってきた車いすのお姉さんとぶつかりそうになった。
「ごめんなさい」
幸いぶつからなくて済んだが、自分が追いかけていた人は、遥か向こうへ行ってしまった。
お姉さんに一言謝って急いで走って追いかけた。
追いかけていくと交差点が見えた。信号は赤になっていて、人ごみの中にその人も立ち止まっている。
少し遠くからゆっくり正面に回り込んでいくと、その人と目が合った。別人だった。
がしかし恐ろしく似ていた。ドッペルゲンガーとでも言うのだろうか。そのくらい似ていた。
信号が青になった。その人は人ごみの中に消えていった。

自分はそれを追いかけずずっと見ていた。いよいよもう帰ろう。
そう決めて帰り道のほうへ来た道を引き返すことにした。
道行く沢山の人に囲まれながら流されるように歩いてゆくと通りに出てくる。
ゆっくり帰り道を歩いていると目の前にさっきの車いすのお姉さんがいた。
お姉さんはゆっくり車いすの車輪を回している。
疲れているのだろうか。腕の動きに力がない。
そう思いながら見ているとお姉さんは急に力強く車いすの車輪を回し出した。
なんだろうと前を見ると通りの先にあるスクランブル交差点が青になったところだった。
あ、交差点わたるのか。
お姉さんは一生懸命車いすの車輪を回している。
けれどスクランブル交差点は向こう側の歩道までとても距離がある。
青信号の残り時間を示す目盛りがどんどん減っていく。
お姉さんは少し疲れたのか、車いすのペースが落ちていく。
これは、とても渡り切れそうにないな。
手伝おうか。でも車いすの押し方がわからない。迷惑だったらどうしようか。
青信号が点滅し始める。お姉さんは交差点の真ん中にいる。
歩行者信号が赤になる。お姉さんはまだ交差点の中で一生懸命車輪を回している。
タクシーがクラクションを鳴らす。それでもお姉さんは何とか交差点を渡り切った。

結局ただ見ているだけだった。
どうしても一言声を掛けることが出来なかった。
とっさに動けばよかった。迷惑だったらどうしようとか考える前に。
何もやらないで後悔した。
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