生徒会部ブログ

放送大学熊本学習センターの若者互助サークル生徒会部です よろしくね

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トランプコラム1「プレイングカードトラベラーズ~トランプの起源を探れ~」



 突然ですが部長タロット占いの心得があります。
 脈絡もありませんが本日は生徒会部の未来について占ってみようと思います。
 
 ただ使うのは一般によく知られている大アルカナ22枚ではなく
 小アルカナという56枚のタロットカードです。


 こんなの。
IMG_7202.jpg

 


 で、結果。
 ふむふむ、解説によると、
 こん棒の8 活動性 すばやさ
 金貨の7 金銭 ビジネス
 聖杯の7 幻想と有る程度の成功(永続的ではない



 うん、よくわからない。
 ともあれ、タロットが指し示すところによれば生徒会部はまずます巧く行く、という暗示があるようです。

 まあ、部長は今年いっぱいで退陣するのであんまり関係ないんだけどね

 未来をショッテタツ、後輩達よ! まずまず成功を目指して頑張ってくださいね☆




 





 1・さて、ここからが本題
 この記事はトランプ会コラムの第1回。
 そしてタイトル「プレイングカードトラベラーズ~トランプの起源を探れ~」です
 (このタイトル、いつかどこかのプラネタリウムで見たような気がしますが偶然の一致です)

 この占いはただの占いではありません。
 トランプの起源を探る旅の始まりの第一歩なのです……。


 先ほどの占いを見てお気づきになった方もいらっしゃることと思いますが、56枚で構成される小アルカナにはスート(札の種類)が存在します。今回出た、こん棒、金貨、聖杯、それに加えて剣の四つのスート。そして1から10までの数と小姓、騎士、女王、王の四種類の絵札があります。
 つまり纏めると……

 こん棒 14枚(内絵札4枚)
 金貨  14枚(内絵札4枚)
 聖杯  14枚(内絵札4枚)
 剣   14枚(内絵札4枚)
 
 からなる56枚で構成されています。

 おや……こ、これはなにかに似ているような、似ていないような……。
 ハッ! ま、まさか! トランプ! そう、トランプに似ています! とってもそんな気がします。
 そんな気になる流れですよ!

 トランプも4つのスートが存在し、1から10の数、そして3枚の絵札から構成されています。
 この一致、とてもじゃありませんが偶然とは思えません。ものの本によれば……トランプで使われるスートは、かつては小アルカナのスートとな同じこん棒、金貨、聖杯、剣が使われていたそう。ということはタロットカードの小アルカナはトランプの原型……ご先祖様!



 2・と言い切ることは出来ないようです。
 確かにタロットとトランプの間に明らかな類似点、関連性が見られますが……
 
 「トランプが先にあり、それをタロットが模した」
 「トランプとタロットは別個に存在し、ある時タロットの特徴をトランプが取り入れた」
 「あるいはまったく無関係、偶然の一致」

 と、様々な説があり、必ずしもタロットがトランプになったとは言える確証は今のところ存在しないようです。
 現在ではタロットよりも先にトランプが存在していたのではないか、という説を裏付ける資料が多数見つかったこともあり、トランプ=タロット起源説は信憑性を失っているみたい。
 ……ではトランプはいったい何時、どこで産まれたのでしょうか?
 
 その答えを知るためには直接見てみるのが一番早い! というわけで……ここで時計の針を戻し、起源に最も近いトランプが遊ばれていたとされる時代へタイムスリップしてみましょう。


 時は14世紀、中国……明。
 活気に溢れた町並み、立ち並ぶ市、呼び込みの喧騒の中、真剣な表情を浮かべ、小さな卓を囲む四人の男。この場所だけが水を打ったように静かな緊張感に包まれています。
 その手に持つのは細長いカード状の物体。今がまさに勝負の分かれ目なのでしょうか、カードを掴む手には力がこもり、汗ばんでいるように見えます。一触即発とも言える長考の果て、ついに一人の男がカードを卓の上にたたきつけました
操你妈! 该死的!(訳:いいこのみんなはしらなくてよいことば)」
 どうやら勝負がついたようです。負けたらしい男達は顔を真っ赤にして叫び声をあげ、勝った男へと小銭を投げつけ、
你給我記住!(訳:捨て台詞)」
 と言って卓を離れました。
 途中人ごみに足を取られ転びそうになり、口汚い言葉であたりかまわず奴当たるオマケつき。
 いつの時代も子悪党の行動は似たようなもののようです……。

 おっと……これは面白コメディ中華映画の一幕ではありません。トランプコラムでした。
 では、本題に戻りましょう。四人はどうやらカードを使った賭博勝負をしていたようです。
 カードでの勝負……これはもしやトランプの起源に関係あるものなのでしょうか?
 調べてみる必要がありそうです。
 一人、卓に残った男は勝者と思ってよいでしょう。実際上機嫌な表情を浮かべています。そして先ほど投げつけられた小銭を拾い集めています。
 私はトランプの起源を探るためにこの男に密着取材に踏み切ることにしました……。しかし、その前に……

 当時の人々にとって、私は時空を超えた存在です。彼らにとって私は宇宙人のような存在です。彼らに接触する際には細心の注意が必要です。私自身の介在によって、この歴史が変わることも有り得るからです。彼らに取材を許してもらうためには、特殊な交渉術を用います。それについては極秘事項のためお見せすることは出来ませんが、今回も無事密着取材することに成功しました

 というわけでさっそくインタビューをしてみましょう
『勝利おめでとう御座います。随分と羽振りがいいようですね』
「いやいや、あっしが強いんじゃあございやせん。たまたま時の運が巡ってきた、ただそれだけの事でございやす」
『ところで、これはカードゲーム……のようなんですが、いったいどんなゲームなんですか?』
「おや、兄さん、葉子戯をご存知でないんで? そいつは驚いた。まあ見たところこのあたりのお人じゃあなさそうで御座いますし……しかし、まあ、珍しい」
『葉子戯というんですか?』
「左様でございやす。この札が葉子と申し上げやして、この葉子を使って遊ぶから、葉子戯ということでさぁ」

 そういうと彼は束に戻した葉子を私に手渡した。
 一枚一枚めくっていくとそこには何種類かのスート、そして数字、さらには絵札も存在している。
 これは……確かにトランプによく似ている。

「このあたりではどこもかしこも大人も子供も葉子戯に夢中で御座いやすよ。どうですお兄さんも一勝負? なあに、金は賭けなくてもいい。出稼ぎにでもきたんでしょう? 故郷への手土産に都の遊びでも持って帰っておくんなましよ」
『大変ありがたい申し出なのですが、そろそろ帰らなければいけない時間が来てしまったようです。突然に取材に応じていただいて、ありがとう御座いました』
「そうですかい……名残惜しいが仕様がない、お達者で」
 私は男へ一礼すると元の世界へ戻ることにした……。


 その後の調査によると、男は葉子戯で稼いだ金で遠方へと旅に出る……。
 その行く先々で葉子戯を広め、伝え歩いたそうである……。


 
 
 3・と、いうわけで時間旅行記者ゴッコはここで終了です。
 男達が遊んでいた「葉子戯」これには、先ほども申し上げたとおりスート、数字、そして絵札、というトランプ型カードゲームを構成する重要な要素がすでに存在していました。これが交易や移民、軍事遠征による戦利品などとして世界を巡り、変遷し、今のトランプへと繋がったと考えるのは、そう荒唐無稽な連想、とは言えないようです。事実現在ではこの葉子がトランプの起源に最も近いのではないか、とされているそう。

 では葉子とは実際どんなものだったのでしょうか?
 年中を寄付を求めている膨大なデータベースによると、その原型は11世紀、宋代の頃にはすでに存在し、当時はすごろくのようなゲームだったそうです。これが明代に入るカードを使ったゲームの通称となったとのこと。

 どういった遊び方があったのか……までは勉強不足のため詳しくは分かりませんが、カードゲームの通称ということは今のトランプと同じように、遊び方も多数あったのかもしれません。では明の時代の葉子はどんな姿をしていたのか……

 これは発掘された実物があるので、実際の画像をご覧になっていただきましょう
 


yousigi.jpg


 ここに描かれているのは水滸伝に出てくる英傑の一人のようです。※1
 葉子戯には20枚の絵札が存在したそうですが、そこには水滸伝の英雄達が描かれていたとされています。
 ここでちょっと現在のトランプの絵札と見比べてみましょう……。


c11.png

h12.png

d13.png

x01.png


 
 なにがあった?


 改めて起源と現在を見比べてみると、その変貌振りに驚きを隠せません。真っ青です。
 世界中を巡る中で葉子戯に一体なにがあったというのでしょうか?
 夏休み明けの女子高生どころの騒ぎではありません。某クリニックでもここまで鮮やかには行きません。
 水滸伝の英雄達が長い旅と時間の果てに、金髪、碧眼、高い鼻の目立つ掘りの深い顔立ちの西洋人、になるとか誰が予想しえたでしょうか?


 一応108星には女性が三人いるそうですが、トランプではなぜか一人増えています

 一人は長旅の中で心に深い傷でも負ったのか完全にパッパラパーな外見へと劇的ビフォーアフター



 ちょっと世直しの旅に出た108星の内20名(葉子戯)が帰ってきたらこんなこと(トランプ)になっていた、しかも一人は性転換してるとか、戦いを続けながら仲間の帰りを待ちわびていた残りの108星達は吃驚どころじゃないですよ。
 
これは梁山泊始まって以来の大事件ですよ。※2 ※3






 4・閑話休題。
 そんなこんなでトランプの起源についてはとりあえず分かった気になれた、そんな気がします。
 葉子は世界中を巡り多数の変遷を辿りトランプへと姿を変えました、ですが葉子そのものが完全にトランプと入れ替わり消えてしまったわけではありません。葉子は紙牌と呼ばれるカードゲームとしてその名残を残し、現在でも中国や台湾などで遊ばれているのだとか。
 さらには、麻雀や花札といった、数やスート、絵札を持つゲームの起源でもあるようです。
 犬と猫の祖先が同じで、生活圏を移したグループが犬に、残ったグループが猫になった、そんな生物の進化を思い起こさせますね。
 
 普段それほど意識することのないトランプの起源。
 西洋風の見た目に反して、その始まりは、ごくごく近い場所、お隣の国、中国にあった、そう思うと、トランプが一層身近なものに思える。
 今回は、そんな小話をお届けしました。



・・・・
 次回コラムはトランプの進化の変遷をさらに詳しく見ていこうと思います。
 中国から世界中を巡り西欧を通じて、ついに日本にやってきたトランプ。しかし、最初にやってきたトランプは今の形そのまま、ではなく、日本で独自の進化を遂げて広まりました。
 次今ではもうほとんど知られていない「日本独自トランプ」その謎に迫ってみたいと思います。

 次回トランプコラム2「日本人って本当に魔改造が好きだよね(人による)」をお楽しみに







※1 水滸伝は『三国志演義』『西遊記』『金瓶梅』(『紅楼夢』ともされる)と並ぶ中国四大奇書の一つ。梁山泊と呼ばれる自然の要塞に集った108人の英傑達が悪徳官吏と戦う物語。ちなみに108は仏教でいう煩悩の数。また道教においては「天罡三十六星」「地煞七十二星」合わせて108の星であり、それを司る神。ちなみにちなみに現在のジョーカー2枚入りのトランプを2デック用意すると108枚となるのは面白い偶然。(梁山泊ごっこができるよ!)

※2 絵札となってるいるのは水滸伝の英雄のうち20人。その中に女性の108星が入っていたかどうかは資料不足の為定かではない。場合によっては4人も性転換したことになる。本当に旅に出た面々になにがあったのだ。しかも現在のトランプの絵札は12枚(ジョーカーやスペードのエースなどを含めれば13枚~)なので内8人程度は未帰還ということ。旅先の暮らしが肌にあったのだろうか……。

※3 そもそも人間の祖先からしてこんなんであるから、これくらいの変化はイメチェンの範囲で収まらなくは無いかもしれない。(注:ピカイアは現在では脊椎動物の直接の先祖とは考えられていません)




 (記事担当:ぶちょう)
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